本部と店舗とメーカーの関係

チェーンストアのお店では

本部とは、統括本部という意味合いもあり
主に広告や普通の一括での特売計画をしてくるのが
本部さんの仕事

私のいる会社では

本部には、各部門、各担当のバイヤー（つまり、買い付けをするとか、商談をしている）がいます



製造業の現場バイヤーが教える調達力・購買力の基礎を身につける本


正直に、私の感想をいうと


今のバイヤーは、現場経験が少ないままバイヤーになっている人も多いみたい・・・

だって、２０代でバイヤーって
ほとんどどう考えても店舗での販売経験はないと思いますよ・・＾＾；

めったに私のいる店舗にバイヤーさんって回ってこないから
（かなり地域が離れていることもあるので）

今の担当バイヤーには開店のときに１度と
先日、売り場の変更と棚割の変更のときに１度と
計２回しか、あったことがありません・・


ですが、直接会うことで
何かあったときには今は直接メールでの問い合わせや要望を
伝えても

あ、あの店のパートさんか～

って思ってもらえるので
バイヤーからも新店オープンで
なにかあれば、相談に乗る
（この場合は、過剰な在庫になったので店間振替といって
商品の移動で、もらって欲しいという要望を聞きました）
っていうことも

まあ、しょうがないなあ
なんてお互いにいいやすくなってみたりしています



バイヤーさんの普段の仕事は
各メーカーさんとの
広告やセール（お買い得品）の
条件設定

つまり、原価と売価を下げて
期間限定で出荷してもらうための商談をすること

がおもなんじゃないかな・・？

メーカーさんは必死に、自社の商品を取り扱って欲しいから
何度もバイヤーさんと商談して
登録をしてもらえるように動きます

大手スーパーでは
本部が登録してくれない商品は
取り扱いができないんです

発注するＧＯＴやＰＯＴ

ＧＯＴやＰＯＴとは、こちらに・・


に、取り扱いがあると
ＰＯＳデータ、（ＥＯＳ）として、データを吸い上げて
ターンアラウンド伝票に記載されるようになっているため

その商品のＪＡＮコード、もしくは商品コード（各チェーンストアによって異なる）と
データが一致していないと
そのＥＯＳでのデータの吸い上げができないと
エラーになって、納品できないって言うことがあるんで・・ｗ


（だから、スーパーマーケットでは本部での登録にならなければ
新商品とかの登録もコンビニよりも遅いというわけです）



で、店舗とメーカーのかかわりは
別途直接的なもので

本部で登録してもらえていないけど
良いと思ったら店舗から本部に要望をしてもらえませんか？

というようなことを営業してくるわけです


私のいる店は本部と、今のお店は
地域が違うため

例えば地域限定版の商品などに関しては
要望をあげないとなかなか地域物は登録になりにくいので
そういうときには
私も直接バイヤーにメールで要望を上げたりして
なるべく早くに登録してもらえるように働きかけたり・・・


また、本部での計画で試食販売（マネキン販売など）を
入れる場合もありますし
直接店舗と、メーカーで試食販売を検討することがあったりと

微妙に三角関係をうまく使いこなさないと
店舗独自の特徴とか、いいところを出すことができなくて
全部チェーン店はチェーンでみんな同じで
どこにいっても特徴がないお店になってしまったりすることも・・・

某コンビニのニュースに思うこと

最近、某大手コンビニエンスストアの
お弁当の値引きというニュースで思うこと




これは、スーパーのパート店員だから思う部分と
一消費者として思う部分があるので・・・


コンビニオーナーサイドの意見

お弁当を値引きせず、時間で廃棄する

○自分のお店のロスが増えるから何とか値引きをしてでも
（利益幅を減らしてでも）
売りたい気持ち


本部サイドの意見

各お店に任せることになると
お弁当の価格そのものが不安定になる

普通の（定価の）価格のものが
値引き品を変われることで売れなくなる



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どちらの意見も私自身は｢納得」できるものです


解決策というかな・・


私なりの解決方法の意見としては


コンビニの配送（お弁当）は
確か3回（3便体制）であるはずなんです

もう少し、コアな発注をすること

とはいってもコンビニって、スーパーよりも

「通りすがりで買っていく」

という人が多いんですよね・・


例えば、出かけている先などで

あ、ちょっと暑いからのどが渇いた
缶コーヒーでも買おうかな
ペットボトルのお茶でも買うかな

ついでに小腹が減ったなあ


おにぎりでも・・・パンでも・・・


って言うのが率としては一番高いような・・


続いては昼食、夕食

お弁当のついでに飲み物


ってパターンがほとんどだと思うんですよね



だからといって毎日同じ人が同じものを同じ数だけ買ってくれるわけじゃないので

昨日10個売れたといっても今日は5個しか売れないこともあるわけです


で、じゃあ、その5個を値引きしたとします


その5個を買う人って言うのは

別のお弁当を買う確立は
ほとんど０だと思います
だってお弁当って1人、1回、1つがほとんどだと思うので・・


そうなったときに
じゃあ、定価で本来なら買ってくれたであろう人が
節約って言うか、安いからこっちにしようかな

って思ったときに

本来売れたであろうその1個は
また次のときに値引きになる可能性が当然高いってこと




じゃあ、注文を減らせばいいでしょ？


それも実は結構難しい・・・


コンビニにお弁当を買いに行ったときに
もしも、ぜんぜん何もないお店や
あったとしても数個で、選ぶことができなかったら・・・


｢これならいらないから違うものにしよう」
（例えばカップめんや、パンなど）

と、なるとそのお弁当は・・・・？


って言うことなんですよね～(；-ω-)

これこそが
販売の中の

｢負のスパイラル」

なんですよね

これは、コンビニに限らす、スーパーでも
同じ現象が起こっています

←に、ブログランキングでの
私が作った

｢スーパーに行ったときに何を気にするか？」

というアンケートを出しています

まだ、いくつかしか回答がないですが


やっぱり

｢原産国」よりも

｢価格」｢値引き」　つまり安そうなもの

ということに比重が高いことがわかります

安全も望みたいけれど
やっぱり家計（お小遣い）を考えると

安くて、日付も切れてなくて食べれるなら
値引きでも良い

って言う人もいるって言うことです

もちろんそれが悪いという意味ではないです
値引き品も売っていますから、私も（;￣ー￣A ｱｾｱｾ･･･


その需要と供給のバランスをとることが
まずは一番重要なことであって

それを本部側がフォローしてもらいたいな

例えば全部を店舗ロスではなくて
半分は本部が持ちますよ
とかね。

例えばロス率を全体の売り上げの○％までなら認めますよ
とか。


ロイヤリティーの問題も大きいようですが
聞いた話だと
毎日100万の売り上げがあると
セブンでも、そこそこ安定した商売が成り立つようです
それより高いと、人員をもう一人確保するのでちょっともったいないらしく
それより少ないと、必要人件費が足りなくなりやすいんですってｗ