野菜などの「規格外」はいいもの？悪いもの？

野菜や果物には

A品・B品・C品といったランクわけがなされています

A品、というと
形や重さがきれいで均一になっているもの

B品はというと
多少曲がったり、傷がついたりしたもの

C品というとほとんど規格外


などと、まあ、種類によってはもっとランクが細かい場合もあります


そこにサイズが加わると
野菜や果物の分類は
少なくとも10種類から50種類くらいに分類されます

スーパーマーケットに並ぶものは
基本的にA～B品が並びます

箱売りのものはたまにB品も並ぶんです


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そもそも、なんでそうやってきれいなものだけをスーパーでは並べるのでしょう？


ひとつは流通コストの問題

野菜や果物を運ぶためには大体箱や、袋などを利用します

その箱の中に、整然と並んだほうが
空間などを無駄にしないため
きれいな形のほうが便利だから


ひとつはきれいな形のほうがお客さんにうけるから

あまりまがったりいびつだと
調理が面倒だったり、悪いものじゃないかと思ってしまいがちな
ことってないですか？


贈答にしたいのに変形気味の果物を持っていくこと、出来ますか？

そういったことからも
形がきれいなほうが良いとされています



ひとつは詰め替えが楽、無駄がないこと


きゅうりを袋詰めなどするのは
主にスーパーで行っています
まあもちろん袋詰めしたものも
市場にはあるので、入荷するんですが
その分、その商品は当然入荷価格が高いんです

（もちろん、その出来上がった中で痛んでいると手直しも必要だし）


ですから
形がそろってきれいだと
袋詰めをするときにも
袋を何種類も準備し
袋ももちろんただじゃなく、コストがかかるため
なるべく安い袋、つまり小さい袋でギリギリにやらないといけないので

曲がったきゅうりなどがあると当然袋も大きくしなくてはいけなかったりするので
無駄が出やすい



こういった理由から、曲がったり、傷のないきれいなものが
スーパーでは好まれています


しかし、買う側のお客さんや
製造する農家さんは

曲がっているとか、多少変形していても
味は変わらないなら欲しい


と思われてしまいますよね


しかし、これを一般に流通させると

当然傷があるんだから
きれいなものより安くないといやだ

と思われると思います

気持ちはわかります

しかし、作っている農家さんから見たら
同じだけの手間をかけて
同じように育てたけど

たまたまその品物は形が悪かっただけ

なのに、市価の3割くらいしかお金にならない
なのに手間がかかる

そういった理由で市場に出回らないんです



そして、こういった規格外の商品が
普通の商品（A品）よりも安い価格で出回るようになると
A品を100円としたら
B品が50円

B品を購入すればA品を買わない

ということでA品の価格も暴落し
農家さんは大変なことになることもひとつの原因です


でも、捨てたりするのは当然もったいないんですが
こういったものは主に農家さんが自宅で消費されているようですが


最近はこういったところもあるみたいです


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